写真家だったお父様の遺品整理

先日、息子様からご実家のお父様の遺品整理のご依頼がありました。
ご実家である住宅の1階は写真スタジオの店舗、2、3階が住居になっており、子供たちがそれぞれ家庭を持ってからは一人暮らしで、亡くなられる直前まで写真スタジオのお仕事をされていたそうです。
1ヶ月前に急にご病気で亡くなられ、店舗兼ご自宅は借家なので四十九日後に持ち主に返したいというご意向でした。
息子様は3人兄弟で、それぞれ離れて暮らしているので四十九日に集まった時に形見分けをし、残りの遺品処分と店舗の原状回復工事を含めて見積もりをお願いしたいとご連絡いただきました。
形見分けが終わった後日お伺いし、1階店舗の片付け、原状回復工事と、2、3階の部屋の遺品整理のお見積もりをし、内容にご納得いただきご契約となりました。

作業日当日、1階の店舗には、モデルになられた方やお客様のさまざまなお写真はもちろんのこと、カメラや撮影機材がたくさんあり、お写真は全て寺院にて供養させていただくことになりました。
お写真は、ゴミとしてなかなか処分できるものでありません。今回のように片付けが必要な場合は、弊社提携の寺院で供養してもらう事もできますのでご相談ください。

カメラはご兄弟で形見分けされたようですが、形見分けされた以外の残りのカメラや撮影機材がまだたくさんあり使えるものがほとんどでしたので、それらは買取りさせていただきお見積もり費用より差し引かせていただきました。
お写真を片付けていましたら、お名前の記載がありご依頼者様のご親族のお写真と思われるものが出てきましたので、お立ち会いいただいた息子様にご確認をお願いしました。
それは、スタジオで撮影したと思われる息子様たちの赤ちゃんの頃の写真や、七五三や小学校入学時の写真でした。

息子様は、「形見分けをした時にたくさんのアルバムがあったので、もう子供の頃の写真はないと思っていました。父は私たちの写真をスタジオでも撮ってくれて大切に保管してくれていたんですね。この写真は兄弟にも見せて形見分けさせていただきます。」とおっしゃいました。

2、3階のお住まいの方は、あまり荷物をもたずに生活されていたようで、家具や布団類、衣類、食器類、電化製品を全て分類して搬出後、清掃いたしました。
別日には、1階店舗の原状回復工事をして作業は終了となりました。

店舗件ご自宅であっても、リメンバーズは片付けから原状回復工事まで全ての作業を行うことが可能です。そのような場合はリメンバーズにお気軽にご相談ください。