遺品としての写真整理術
今年も秋は短かったですね。いつまでも暑いと思っていると、あっという間に昼間の気温が20℃を下回り、上着やコートが手放せなくなってしまいました。でもお洒落上級者に言わせると「秋がいちばんお洒落を楽しめる」のだそうです。ストールなどのアイテム数も増えますし、素材も色合いも高級感のあるものが秋には多いのです。皆さんも秋のお洒落を楽しんでみてはいかがでしょうか。
今回はご実家の解体を前にした、ご両親の遺品整理のご依頼でした。築60年の一軒家で、ご両親が亡くなったあとも、そのままにしておられたそうです。
この家に一番大勢が住んでおられた時には、お祖父様、お婆様、ご両親、息子様、娘様お二人と7人の大家族で賑やかに暮らしておられたそうです。家族の歴史が刻まれたお宅でしたので、整理する遺品も大量にありました。
私たちが荷物を運び出す前にも、息子様ご家族や娘様ご家族が時間を見つけて少しずつ物の整理をしてくださっていたそうです。その中で一番困ったのが「写真」の整理だったそうです。写真やアルバムも遺品整理の対象ではありますが、家族の思い出が詰まったアルバムを整理していると、なつかしい写真に話が弾み、片付けに時間がかかってしまうという経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか? 写真を見ていると思い出が蘇り、処分することに罪悪感を覚えるというお声もよく聞きます。
写真は何枚かを選んで遺族や友人などに形見分けするか、デジタル化してCD-ROMやUSBメモリー等に保管しましょう。デジタルデータにしておけばPCやスマートフォン上でいつでも見ることができますし、あとからプリントすることも可能です。
故人の写っているものを処分することは、心苦しい気持ちになるかと思いますが、「写真を整理することで供養になる」と考え、適切に処理されることをお勧めいたします。処分したい写真は、お寺や神社の「遺品供養」でお焚き上げしてもらえますが、専門の遺品整理業者でも処分できます。写真を含む遺品の処理にお困りの方は、リメンバーズにお気軽にご相談ください。