ひとり暮らしのお部屋の特殊清掃
今年の冬は寒暖の差が大きくて、みなさん体調を崩されていませんでしょうか?いくら忙しくても調子が悪いときは無理をせずに、ゆっくりと休むことも大切です。コロナの流行で早めに休む習慣ができたのは良かったことかなと思います。
その日のご依頼は、まだ40代のひとり暮らしの男性のお部屋の片づけでした。亡くなってから発見されるまで、それほど日にちが経っていなかったようで、直視できないような悲惨な状況ではありませんでした。
それでも倒れていたカーペットには体液のシミが残り、部屋には独特の臭いが染みついていました。こうしたお部屋の片付けは特殊清掃の技術を持っている業者にしか対応できません。私たちリメンバーズは、こうした現場の対応も可能なプロ集団です。
臭いの成分はカーペットやカーテン、布団のような布はもちろん、壁紙や床にまで染み込んでいて、それを取り除かない限り、完全に消えることはありません。まずは臭いの元となる汚れを除き、カーペットをはずしてフローリングの汚れを落としてきれいにしていきます。室内の臭いを取り除いた後、ご家族に確認していただきながら、遺品の整理、不用品の撤去、処分をさせていただきました。
大切な家族の急すぎる死に、残されたご家族の動揺と悲しみはいかばかりかと推測します。私たちはご家族のお気持ちが静まるのをゆっくりと待ちながら作業を進めます。「ご家族の思いに少しでも寄り添いたい」それが私たちの願いです。
ご家族が持ち帰られるもの、処分するものに分けて荷物を運び出した後、お部屋の最終的な清掃をさせていただきました。
最近は「孤独死」や「孤立死」という言葉をよく目にするようになりました。高齢者だけではなく、あらゆる年代で一人暮らしが増えていて、ご近所付き合いも少なくなり、人間関係が希薄になったせいで誰にも看取られず、ひとりぼっちで死を迎える方が増えているそうです。ご家族によると、この部屋にお住まいだった男性もお仕事が忙しく、無理がたたって心筋梗塞を起こされたとのことでした。
遺品整理の在り方はそれぞれです。お急ぎ、お困りの際は、まずはリメンバーズにご相談ください。ご家族のご希望に沿えるよう柔軟に対応いたします。