遺品整理人ブログ

遺品整理の仕事現場のお話や遺品整理業者が日々感じていることなどをご紹介します。

亡き両親に感謝の遺品整理

世の中が急激に変化していて、さまざまな情報が飛び交っています。円安、物価高、コロナ感染‥‥、一人ひとりが力強く前に進んでいかないといけませんね。今年は兎年になりますが、私たちも兎の耳のようにしっかりとアンテナを立てて、チャンスの情報があれば見逃さずにキャッチしていきたいですね。
さて、今回は、お父様とのお別れの後に、ある意味チャンスが巡ってきてお引越しされるご依頼主様からの遺品整理のご依頼でした。

ご依頼人様のお母様が4年前に先に旅立たれ、その後いっしょに暮していたお父様は老衰のため昨年に85歳で逝去されたそうです。お住まいは昭和初期に建てられた一戸建ての平屋作りで、老朽化が進んだ状態になっていました。
おうちには今は息子様がお一人でお暮しです。「屋根も壁も、壊れていると言った方が分かりやすい家で、建て替えないと住めないと思っていた矢先に、嬉しいお話をいただきました」とのことでした。
以前からこの辺りで土地を探していたという若いご夫婦の希望立地条件がはまり、買い取ってくれる話になり、息子さんが更地にして売却することができるようになったそうです。
「そういう経緯で、両親との暮らしは思い出にして、これからは一人で生きていくための心の整理とともに遺品整理をしたくてお願いしました」とのことでした。

ご両親は、生前、とても仲睦まじく晩年はよくお二人で旅行に出かけられていたそうです。旅先ごとにお茶碗やお皿などの焼き物を購入されていたそうで、高価な茶器、食器をたくさんご所有されていました。しかし息子さんはこうした品物にはご興味がないそうで、処分されると言われました。そこで、リメンバーズで買い取りできるものをご提案させていただくと、大変驚かれました。ちょっとしたお小遣いになったと大層喜んでいただけました。

新居は家具付の賃貸ハイツだそうで、家具はほぼ処分されました。その際、こまごましたものも全部処分していいとのことでした。しかし、ご両親がお二人で撮影されたお写真が色々な場所からたくさん出てきましたので、一つの箱にまとめて息子様にお渡ししました。息子様は「崩れそうな家でも両親が残してくれて、両親には感謝しないと。これからも思い出とともに写真類は大事にします」と喜んでいただけました。息子さんともども仲の良いご家族様だったことが窺える遺品整理となりました。

ご依頼人様にとって、遺品整理の日も大切な思い出の1ページになります。リメンバーズでは、ご依頼人の故人への思いを大切にしながらお仕事をさせていただいています。遺品整理に悩んだら、リメンバーズにご相談ください。

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