遺品整理人ブログ

遺品整理の仕事現場のお話や遺品整理業者が日々感じていることなどをご紹介します。

ピアノ教室をやめることを機会に生前整理

先日、約30年間ご自宅で講師をされてきたピアノ教室をやめることをきっかけに、生前整理のご連絡がありました。
一戸建てのご自宅にお伺いすると、1階のリビング、ダイニングを1部屋にしてグランドピアノ1台と、アップライトピアノ2台、電子ピアノ1台の計4台のピアノが置かれていました。

ピアノに関してはすでにピアノ専門の買取業者にお見積りにきてもらっており、1台のアップライトピアノは日頃弾くために残し、グランドピアノ、電子ピアノは買取査定がついたようですが、残りのアップライトピアノ1台が広範囲にわたり害虫の被害が確認され、買取価格がつかず搬出費用の方がかかり引取り不可となってしまったようです。
一般的なアップライトピアノで、200キログラム程度と成人男性約3人分の重さがあるものを運び出すには専門家の協力が不可欠で、ピアノを粗大ごみとして回収してくれる自治体は非常に少ないため処分することになると大変困るものの一つです。
正常なピアノでも製造から30年以内の場合は値段がつく場合が多いのに対し、それ以上となると、値段のつかないケースもあり、逆に搬出するコストがかかります。

ピアノには製造方法や時期による品質の変化や、個体差が存在するため、有名なピアノメーカーというだけで買取となるわけではありません。
しかしながら、ピアノの中には私たちもびっくりするような高額買取となるものもあります。
また、一般論として、やはりスタインウェイやヤマハ、カワイといった有名なピアノメーカーのものは買取査定額がつきやすいでしょう。
最近は海外での中古ピアノの需要も多いため輸出を行なっているピアノ買取業者が多数存在し、中古ピアノの流通先は国内よりも海外の方が圧倒的に多いといわれています。
なんでも日本の中古ピアノ市場は約3%で、残りの約97%は海外で流通しているそうです。
古いピアノでも海外への輸出は一定の需要があるようで、日本製のピアノは品質が高いと非常に人気があり、中古品とはいえ高値で取引されているようです。
大切に使用してきたピアノは買取していただいて、また次の世代の方に楽しく使っていただけたら良いですね。

今回はアップライトピアノ1台と、大量のピアノ教材、書籍棚、室内でピアノコンサートをされるために使用されていた折りたたみ式のパイプ椅子30脚、20着ほどのドレスなどピアノ関係のものの処分やリユース品の片付けをし、あわせてピアノ関係以外の衣類や調度品などの生前整理をさせていただきました。

今回のように他で引き取りを断られたものなどがございましたら、一度リメンバーズにご相談ください。

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