遺品整理人ブログ

遺品整理の仕事現場のお話や遺品整理業者が日々感じていることなどをご紹介します。

釣好きのご主人の遺品整理

また大きな地震がトルコ、シリアで発生していますが、「天災は忘れた頃にやってくる」どころか、忘れる間もなくまた地震! という感じで発生しています。今一度、避難持ち出し袋の中身を点検したり、長期保存できる食品をストックしたり……、備えあれば憂いなしですね。ヘルメットも準備しておきましょう。もちろん水やLEDライトもお忘れなく。

さて、今回は釣り好きだった亡きご主人の遺品整理のご依頼をいただきました。
ご主人は昨年の夏に海で溺れて急死されました。40歳の若さだったそうです。残された家族は奥様と息子さんと娘さんでした。突然のことでしたので、しばらくは茫然とした日々を送られていたそうです。
奥様はご主人がされていた学習塾の経営を引き継ぎ、めまぐるしい日々を送らていたそうです。でも学習塾の方はご主人の大学時代の後輩が近所におられ、経営を引き継いでくれることになりました。金銭的な問題もスムーズに契約ができて奥様もほっとしたそうです。それで奥様もようやく遺品を整理する時間がとれるようになったそうです。

今回、奥様がご依頼された時に、「たくさんの釣り竿があります。一人乗りの簡易エンジンのついたボートも庭にありますので、処分したいです」とのことでした。
実際に伺って実物を見せてもらうと、かなり状態が良く、釣り竿もかなり傷んでいるもの以外は買い取れること、ボートも買い取りすることを申し出ました。
「主人の思い出がたくさん詰まっている釣道具やボートだからこそ、手放してしまった方がいいと思っています。これから子供たちと3人での暮らしを優先して考えていくしかありませんから」
3LDKの一戸建の中にあったご主人の遺品は、それ以外にも何千枚もあるCDや本などもあり、買い取りできるものはすべて買い取らせていただきました。

遺品整理は、単に要らないものを片づけて処分するだけではなく、大切な思い出とお別れすることになります。でも、遺品整理により気持ちの整理をつけ、新しい暮らしに進むための大切な行いになります。
リメンバーズでは大切な思い出が詰まった物を大切に取り扱います。ご自分で片付けるのはとても大変です。ぜひご相談くださいませ。

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