モノ屋敷のこと
最近、某TV局で『モノ屋敷』だったか、タイトルは定かではないが、偶然にも興味深い番組を観た。
『ゴミ屋敷』といえば、ゴミで溢れかえった家のこと。不衛生で人が日常を送れるような状態ではない。『モノ屋敷』は、読んで字の如く、モノが溢れかえった家のことだ。捨てるべきモノではなく、使えるモノ、使わずに忘れて放置したモノだらけである。
その状況を見るに見かねて、娘さんが登場する。
「どれだけモノを溜めこんだら気が済むの?」とか、「何とかしなさいよ」と言っても、母親は聞く耳を持たない。
そこで娘さんは、その買ったまま放置しているモノに一体いくらの価値があるかを査定してもらうことにしたのだ。
それにしてもこの母親は、いつ、どうしてそれを買ったのか、いくらだったかも覚えていない。「あら、こんなモノ、買ったかしら?」と記憶すらないらしい。それ、欲しくて買ったのではないですか?買い物には動機があったかと思いますが…。
査定してもらった掛け軸には、なんと30数万円の値打ちがあると判明した。これには母親も驚いていた。大変嬉しそうにしていた。
それを機に、使わないなら要らないなら、換金しましょうということで、換金作業が進み、モノが減って暮らしやすくなった…。かどうかについて知る由もない。。
『モノ屋敷のその後』の放送があることに期待する。
モノをいくら持っていても、あの世には持ってはいけない。
元気なうちに生前整理はしておくべきだと思う。