退去に伴うお部屋片付け
地域包括センターからの依頼で、弊社近く、住之江区の市営住宅のお宅に伺いました。
ご本人は入院されていて不在、ご両親が田舎から来られて、必要な物だけピックアップされ、残りは全て処分して下さいとのことでした。3DKにお一人暮らし、物量は少なく簡素に暮らされていたようですが、荒れた生活を送られていたのかなと思わせるお部屋でした。
お母様も一緒に作業に加わられ、お話をさせて頂きました。
お話しをうかがうにつれ、「もしかしたら彼女はセルフネグレクトだったのでは?」
と感じるところがありました。
セルフネグレクトは以前に少し書きましたが、「自己放棄」というやつです。
彼女の場合、孤立とアルコール依存からくるネグレクトだったのかもしれません。
幸いなことに一命はとりとめられ、回復に向かわれているそうですが、車いすでの生活を余儀なくされており、大変ショックをうけておられるのだと、そんなことまで話してくださいました。
ご本人の辛さには同情申し上げます。精神的なケアを受けられて、健全な精神を取り戻してほしいと思いました。
それ以上に、こういった不幸な出来事で、田舎からはるばる出てこられたご高齢の親御さんのことが、お気の毒で胸がふさがる思いでした。
この日はスタッフ4名、約2時間で作業は終了致しました。