喫茶店

おはようございます^^
立秋を過ぎたとはいえ、夏真っ盛りのような天気の大阪です。
先日は、閉店する喫茶店の片付けに行ってまいりました。

マスターが奥様と長年にわたり切り盛りされていましたが、高齢になられたので店をたたむことになったそうです。

必要なものはすでに運び出されていて、ひっそりとした店は、まるで眠っているかのようでした。
今ではほとんど見かけない業務用の大型クーラーにこの店の歴史を感じます。

残されていたメニューを見るとドリンクがメインで、特にコーヒーにはこだわりをもっておられたようです。
テーブルには埃一つもなく、カウンターは磨き上げられていて、マスター夫婦が最後に店を丁寧に掃除されたのでしょう。
このままお店を再開できそうなくらいに店内はきれいな状態でした。

リサイクルできるものを丁寧に運び出し、その後は処分するものを搬送します。
大型家具を移動させると大量の綿埃が出るものですが、この店ではほとんど出てきませんでした。
本当に普段から清掃が行き届いていたのでしょう。
この店がお二人にとって大切な場所だったことを感じさせられます。

近くには有名なチェーン店のコーヒーショップもファーストフード店もあります。
若い女の子が好きそうなケーキの並んだ華やかな店もあります。
流行に流されることなく、ただ、黙々と美味しいコーヒーを淹れ続けた、そんな喫茶店だったのでしょうね。

珈琲好きな私は、マスターの淹れたコーヒーを一度飲んでみたかったです。
最後に店の看板をトラックに積んだ時、またひとつ昭和の火が消えてしまったのかも、、と思いました。

マスターと奥様、長い間お疲れ様でした。