遺品整理人ブログ

遺品整理の仕事現場のお話や遺品整理業者が日々感じていることなどをご紹介します。

ゴミ屋敷

「ゴミ屋敷」と一言で言っても、その程度は様々です。
スーパー級になると、トイレやお風呂までゴミに侵食され、ここでどうやって生活をしていたのだろう?
私の中の野次馬根性がムクムクと…

こちらの住人は、部屋の中ほどに僅かなスペースを確保し、万年床があり、その横には一人用の折りたたみテーブルがありました。
とてもじゃないけれど、脚を伸ばして眠ることは不可能です。灰皿にはたばこの吸い殻が山のようになっていて、吸い殻がそこら中に散乱しています。
シミだらけのカーペットには所々焦がした痕があります。「危ないなぁ…寝たばこで火事になってしまうよ…」一人ぶつぶつ言いながら作業を続けます。

ゴミ屋敷になる原因として様々な病気が関係しているとも言われています(強迫性障害、認知症、セルフネグレクト、鬱、ADHD、統合失調症、強迫性貯蔵症など)が、
尋常でないこの部屋の状態を見ると頷けるような気がします。

この山は何年くらいかかってできたのだろう。
崩れた雑誌の山の一冊を手に取り刊行日を見て、この辺は3年前のものだな等と考えていると、まるで地層から年代を割り出す地質学者のような気持になりました。

本来ならば雑誌をはじめとする紙類は分別し、古紙回収業者にもっていくべきところですが、なにか汁でもこぼしたのか、とても酷いレベルなので普通ゴミとして焼却行きとなります。
何もかも酷く汚れています。マッチやライター、スプレーなどの危険物はきっちり分別回収します。あとは雑品と呼ばれる鉄類を含む小型家電やラックなどを分けていきます。

ともかく分類を終えて、残置物の有無を確認をし、ゴミの運び出し。その量は膨大なものでした。
部屋の中から物が無くなったら、今度は部屋の清掃です。
何年にもわたりゴミが占拠していた部屋は、汚れも相当に溜まっています。
掃き掃除をし、隅々まで掃除機をかけます。今回は、退去後にリフォームが入るので簡易の掃除で完了です。
ほぼ作業が終わりかけた時に、ご依頼者が様子を見にお越しになられ、
「うわあ!あのゴミ屋敷だった部屋がここまで綺麗になるんですね!ありがとうございます!」
とおしゃっていただきました。

一日の苦労が報われる瞬間です。
どうぞ新たな気持ちで、生活の再スタートを切ってくださいね。

どんな汚部屋・ゴミ屋敷もスッキリ綺麗に致します。
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