遺品整理人ブログ

遺品整理の仕事現場のお話や遺品整理業者が日々感じていることなどをご紹介します。

急ぎの清掃(平野区 喜連瓜破)

先日は、大阪市平野区にあるアパートの特殊清掃に行ってまいりました。

高齢者の一人暮らしが珍しくない今、一人孤独にお部屋で亡くなられることは少なくありません。
場合によっては、葬儀も終わらないうちに早急にお部屋を片付けないといけないこともあるのです。

そのご依頼は、一人暮らしのお父さんがお部屋で亡くなられたので、至急に清掃だけでもしてほしい、というものでした。

目的のアパートに到着。
部屋に近づくと玄関ドアの隙間から漏れ出ている不快な臭いが鼻につきます。
作業の準備をしていると、ご近所の方が数人集まって、こちらの様子を見ながら、なにやら話をしています。
依頼者様のところに近隣からの苦情があったことは察しがつきます。

こういった作業で注意すべきことは、害虫駆除、消毒と除菌です。
遺体が腐敗した現場には、おびただしい数のハエが発生していることが多いです。
いくら締め切った部屋とはいえ、臭いに誘引され、小さな隙間からでもハエは侵入し、腐敗物に卵を産み付けます。
卵はウジとなり、腐敗物のたんぱく質を栄養源にして成長し、さなぎになり、ハエになるのです。ウジから成虫になるまでの期間は2週間足らずです。

ハエは、遺体や汚物に含まれる大腸菌をはじめとするさまざまな細菌やウィルスを人に媒介する可能性があるため大変厄介です。
ウジがいたらウジを掃き集めます。ウジは乾燥したところに移動して蛹になります。ウジと共にこれも退治しないといけません。
乾燥しているなら至る所にいます。家具の裏側には必ずいます。目についたら吸い取れるだけ掃除機で吸い取ります。

汚物を取り除き、拭き取り、オゾン脱臭装置を稼働させ、この日の作業は終了です。
もうこれで苦情がでることはないでしょう。
あとは後日改めてご依頼者様立会いのもと、遺品整理にあたる予定です。

お身内が亡くなられた時は、葬儀やあいさつ回り、各種手続きと悲しみに浸る時間もないほどやるべきことが山のようにあります。
ご遺族だけではお部屋の清掃や遺品整理まですぐに手を付けられないでしょう。
ましてや特殊な技術が必要な清掃ともなれば、ご遺族様だけでは困難かと思います。

私どもリメンバーズは迅速な対応をモットーにしています。

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