遺品整理人ブログ

遺品整理の仕事現場のお話や遺品整理業者が日々感じていることなどをご紹介します。

ゴミ屋敷から解放された日

冷えた朝、あまりの寒さにゴミを集積場所に出すことが辛くて、億劫になることってありますよね。
大阪市の分別ってシンプルでわかりやすいのですが、自治体によっては分別が細かく、ルールが厳しいところがあるようです。そういったルールに適応できなくてゴミ出しできなくなり、ついつい部屋にゴミを溜めこんでしまう、
そんなことも珍しくありません。

先日、若い女性の声でお電話を頂きました。それはゴミ屋敷の相談でした。。
ぽつぽつと言葉を選びながら部屋の状況を話される感じは、ここに至るま相当悩まれていたんだろうな、と思いました。

「少し話を聞いてください」その言葉を皮切りに自分の部屋がゴミ屋敷になった経緯を話して下さいました。

彼女はもともと大手の会社に勤めていたそうです。
そのころの部屋はきれいに片付いていました。
ある時から、異動してきた上司との人間関係がうまくいかず、眠れない夜が続くようになり、気持ちがふさぎがちになりました。
やがて何もする気力もなくなり、そして、うつ病と診断されました。
会社を辞めると同時に交際していた男性とも別れてしまい、さらにうつ状態は悪化、ゴミ出しすら億劫になっていきました。
それでも気分のいい日にはなんとかゴミ袋を出していたのですが、いくつものゴミ袋をまとめて出す彼女の姿を見て、怪訝な表情を浮かべる近所の人の目が気になり、ゴミを出す回数はますます減っていったのです。
日々増えていくゴミ袋、生活のために始めた深夜の弁当工場のアルバイトから帰って部屋に入った時、泣き出したこともあったそうです。

部屋に溢れたゴミはもはや自分ひとりではどうすることもできず、また恥ずかしさから誰にも相談することもできなかったのです。
そのうちに「自分はゴミに埋もれて生きるどうしようもないダメな人間なんだ」と自暴自棄になっていったそうです。
心の傷が生んだゴミ屋敷、そのゴミ屋敷が家主をさらに追い込み、深い絶望へ引きずりこむ、まさに負のスパイラルと言えます。

そんな時、偶然TVでゴミ屋敷片付けの番組を目にし、ゴミ屋敷を片付けてくれる業者があると知り、悩んだ末に思い切って弊社にお電話くださったそうです。
話しながら彼女は泣いていました。
いつまでも止まることのない涙は心の叫びだったのかもしれません。
ゴミ屋敷に住んでいて一番つらかったのは彼女自身だったのです。

作業が終わって数ヶ月たったある日、彼女からLINE@に連絡がきました。。
部屋がきれいになったことで気持ちも切り替わり、就職も決まり、引っ越しをするとのこと。
綺麗に化粧をして明るく笑う写真を送信してきた彼女はまるで別人でした。
自分の辛い状況を人に話すことで心に溜まっていたものも片付いたのかもしれません。
彼女が解放されたのはゴミ屋敷からだけではなかったのです。

ゴミ屋敷を片付けることで、人生は変わります。
大切なのは一歩を踏み出す勇気です。どうしても片付かないお部屋、ゴミ屋敷でお悩みなら、お気軽にご相談ください。
スッキリ片づけて、気持ち良い新年を迎えましょう!リメンバーズがあなたのお力になります!

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