遺品整理人ブログ

遺品整理の仕事現場のお話や遺品整理業者が日々感じていることなどをご紹介します。

5年前に他界した母の遺品の整理に困っています

5年前にお母様を亡くされたという20代の女性から遺品整理のご相談をいただきました。

お母様はとてもおしゃれな方で、衣装ケース20個以上の洋服をお持ちでした。レンタル倉庫に預けていたそれらの衣装ケースが、倉庫の閉鎖で持ち帰らざるを得ないことになってしまったそうなのです。

ご依頼者様は幼い頃から「お母さんが死んでも、洋服は絶対捨てないように」と言い聞かせられていたようで、自宅が大量の衣装ケースで埋め尽くされた今でも、片付けることもできず、途方に暮れていたというのです。

生前のお母様の言葉が呪文のように頭から離れず、捨てることができなかったのですね。

今20代のご依頼者様が40代50代になった頃には、お母様が残したお洋服を着たいと思う日がくるかもしれませんが、その頃にはお洋服は傷んでいる可能性が高いです。

家が、何年も住まないと廃墟のようになるのと同じで、服も使わないと傷んでしまいます。

ですので、「これお母さん好きでよく着てたなー」という思い入れの強いものだけを残して、あとは処分しましょうとご提案させていただきました。

お母様にとっては大事な大事なお嬢様。捨てても天国で怒ったりすることはないと思いますし、捨てようかどうか悩んでいる顔のほうが、お母様は見たくないのでは?とお声がけさせていただくと、「荷物で埋もれている私よりも、きれいな部屋で笑顔で過ごす私を天国の母に見せたいので、処分します」と言っていただけました。

遺品には、故人の大切な思いが詰まっていますので、ご依頼者の気持ちを大切にしながら、最善の提案をさせていただきます。

遺品を片付けられずに困っている方は、お気軽にご相談くださいね。

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